こんにちは。
小売業で10年間のマネジメント経験を生かして
物販・中国輸入に挑戦しています。
本日は
アパレル業界のトレンド事情に
切り込んでいきたいと思っています。
昨日友人とランチしているときに
こんな話になりました。

流行って2年前には決まっているんだよー

えーなにそれ!!
今流行ってるのって2年も前から決まってるの?

うん、そうじゃないと、流行したときに
商品の供給が間に合わないからね。

なるほどー
おもしろーい。
流行の話、知っていると役に立つね!
物販をしている人なら
この法則を知っていると、
トレンド商品の流れに強くなります。
流行が2年前に決まっていることを知り、
流行をいち早くキャッチする感覚を身に着けると、
「ほしい商品をリアルタイムに」
販売できる「目」が養えます。
それでは
解説していきますね。
アパレル業界のトレンドは2年前に作られている
そもそも、
今年はやっている色・形を
「今」「リアルタイムで」
製造することって難しいですよね。
特に衣料品の分野だと
「はやりの色の布」
「はやりの柄の生地」
がないと作れません。
服を作る前に布が必要なのです。
その布が大量に生産されるのが1年前
と言われています。
つまり1年前には
翌年はどんなカラーで形のものを
増産するのかは
決まっているんです。
そしてさらにその1年前の
パリコレクションでは
すでにそのデザインの片りんや
カラーが垣間見えるということです。
パリコレ美容師さんに聞いたトレンドの作られ方
これはパリコレクションで
チーフヘアデザイナーを務められた
美容師さんが教えてくれた話です。
ヘアカラーもトレンドがありますよね。
そのトレンドも、
実は洋服のカラーのトレンドから
来ているそうです。
例えば
2022年の秋冬シーズンは
緑色をメインにする。
とファッション業界が決めるとすると、
ヘアカラー
メイク
靴
鞄
など連動して、
増産するカラーを決めていきます。
メイクと服のカラーがちぐはぐとか、
ないですもんね。
アクセサリーやインテリアなども
その年のトレンドカラーに
販売数や生産数は左右されています。
流行は1年以上前から準備されている
トレンドとなり流行させるためには
それなりの商品量が必要です。
商品を生産するためには
1年前には準備が終わっている状態です。
試作も終わり
テストマーケティングがされています。
こんなことがありました。
ある日、沖縄一人旅行をしていると
見かけたことがないお菓子が
沖縄の大手スーパーの入り口に
並んでいました。
「新製品」の文字
それは
のちに
大ヒット・ロングセラー商品となる
じゃがりこ
名前出すだけで食べたくなる(笑)
|
お店の入り口にどどーんと積まれた
見たこともないお菓子。
興味本位で食べてみると
おいしくて、病みつきになりました。
その後、沖縄から戻り
地元でどれだけ探しても
じゃがりこは見つかりません。
その1年後・・・。
じゃがりこは華々しくデビューを飾ります。
沖縄のテストマーケティングのデータをもとに
今後の戦略を作っていったのだと考えられます。
上記の例はお菓子でしたが、
洋服も
日用品も
家電製品も
様々な分野で
テストマーケティングは
1年ほど前から行われています。
売れる新商品の見極め方

新しい商品、テストマーケティングしているものが
絶対に流行するとはわからないよね。
どうやって見分けてるの?
そうですね。
売れるかどうかの見極めが一番難しいと感じます。
小売り時代に
全国で何度もNO1の売り上げ実績を作った時の
売れる新商品の見極めの視点を
いくつかお伝えしますね。
これ、かなり再現性が高いので
自分でも試してみてください。
周りの人に聞く
売れる新商品かどうかの見極めの
一つ目は
- 周りの人にヒアリング
です。
もちろんその商品に興味がある人に!は必須です。
私の周りには
「主婦」がたくさんいます。
主婦が日ごろ使うもので
目新しいものを見つけたら
「ねー、これってどう思う?」
とさりげなく聞いていきます。
「使いたい!」
「ためしてみたい!」
という人がいたら、
「いくらなら使いたいか?」
というヒアリングを進めていきます。
周りの反応が
あまりにも薄かったり、
価格帯が自分が想定していた価格より
低いときは仕入れません。
(価格競争に巻き込まれるから)
この課題をクリアしたら
次のステップに進みます。
販売してみる
新商品・テストマーケティングを
している商品は
市場には沢山は出回っていません。
そのため、
売れるかどうかの判断を
ネット上の販売数で知ることは
できません。
売れるかどうかは
「テストマーケティング」
に限ります。
まずは仕入れて売ってみる。
反応を見る。
売り上げを左右する要因の中には
- キーワード選択
- 商品の紹介方法
- 価格設定
もかかわってきますが、
ここではこの内容はいったん置いておきます。
少量を販売してみて
売れるようであれば、
次は一段階多い数を仕入れるという順に
進めていきます。
新商品をテストマーケティングをしている段階で
売れる商品を見つけることができたら、
市場にはライバルはたくさんいません。
この時点で売れる商品を見つけられたら
大きな価格競争に巻き込まれず
長期間商品を販売することができます。
市場に流通しだしたころには
撤退。
してもいいですし、
販売実績ができたのであれば、
自分のブランド名を付けた
OEMにして販売してもいいですね。
【小売り豆知識】流行は2年前に決まっている。まとめ
大量に市場に商品を供給するためには
商品を製造する準備も必要です。
好きなものを販売するといいよ。
の理由は
「その市場をよく見ている・しっている」
ことで
新しいものへのセンサーや
価格帯の既知度が
ほかのものよりも優れているから
です。
主婦が
日ごろ買うものの
野菜の値段に精通しているのに
似ていますね。
流行が作られていることを知ると、
トレンドをいち早くキャッチする目が
養えます。
自分の好きな分野、得意の分野を
ぜひ目を皿のようにして
リサーチしてみてくださいね。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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