こんにちは。
小売業で10年間
年間8億円以上の仕入れをしていた経験を生かして
物販&中国輸入を始めました。
今日は小売り時代にも口を酸っぱくして
いわれていた
回転日数の話です。
回転日数を適正化することは
キャッシュフローを正常にして
利益を最大化するためには
欠かせない視点です。
今日は回転日数と利益の関係について
切り込んでいきます。
なぜ、回転日数を気にする必要があるのか?
仕入れた商品、最終的に売れたらいいんじゃないの?
私も小売業に就職した当初はそう思っていました。
ですが・・・
決済の日にちまでに現金が回収できないと
たちまち、次の仕入れの原資が
枯渇してしまうのです。
私が勤めていた会社では
仕入れた商品の決済は
60日(約2か月)と決まっていました。
つまり、
60日以内に商品が売れると
仕入れた商品の利益が回収できる。
30日で売れると
60日以内に2回転できる可能性があるので
利益は2倍になる。
という計算です。
支払いまでに商品が売れることで、
次の仕入れに回す原資が回収できます。
回転率を上げるメリット
回転率を上げることで、
次の新しい商品を
仕入れていくことができます。
在庫が少なく、
仕入れた分の金額の
回収ができていれば、
次の仕入れの際には
プラスの資金が用意できます。
以前は金額が足りなくて
仕入れられなかった商品も
仕入れられる可能性が出てきます。
滞留在庫を減らし
現金化を早くしていくことが
利益を上げるための
近道になっていくことでしょう。
回転率を上げるデメリット
回転率の高い商品を扱う
デメリットもあります。
回転率が高い商品は
利益率が低い傾向にあります。
そのため、
商品の仕入れ・発送といった
手間(時間)が必要に
なってきます。
また、
競合も多くなってくるので
価格競争になっていく可能性も
あることを
念頭において
取り扱いをしていきます。
高回転商品を全体のバランスを見て扱う
高額・高利益の商品は
1か月に1個しか売れない。
という商品もあります。
現金化できるまでの期間が長いと
次の仕入れの原資が確保できない。
となってしまっては
元も子もありません。
利益率が高く高単価の商品と
利益率は低いが回転率を上げることで
利益を確保していく商品とを
バランスよく取り扱うことで、
キャッシュフローを枯渇させることなく
商品を取りそろえていくことができます。
【小売り豆知識】利益を最大化する回転日数の話 まとめ
仕入れるときに
商品の原価・単価・粗利だけでなく
回転率・回転日数に着目して
高回転商品を取り扱うことで
実利の額が増え、
次の利益を上げるための
商品を仕入れていくことができます。
1か月で1個販売して1万円の利益のもの
1か月に100個販売して1万円の利益のもの
労力はかかりますが、
実は後者のほうが、物販初心者には
取り扱いが簡単だったりするのもまた事実です。
粗利の金額だけでなく、
商品の回転日数にも
注目してみてくださいね。
参考になればうれしいです。
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最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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